住まい選びの大切な基準となる間取りを、「~LDK」というデータだけで選んでいませんか? これは部屋構成を示す最低限の情報にすぎず、住み心地や使い勝手を表すものではありません。家族のライフスタイルを思い描きながら、ベストな間取りを見つけましょう。


快適に暮らすためには、家族構成に応じた部屋数のある間取りが理想ですが、それだけで満足していると思わぬ落とし穴がいっぱい。極端な例でいえば、同じ3LDKでも60㎡ほどのものもあれば、100㎡超のものもあり、住み心地はまったく別物です。けれども、むやみに広ければいいわけではなく、必要以上の面積のために物件価格が高くなってしまうのも考えもの。住む人にとって最適な「器」を見極めることが、理想の新居を見つける近道です。具体的なチェックポイントは無数にあるので、主なものを紹介しましょう。
まず、生活空間の中心となるLDKは、同じように見えても物件によって意外に個性がさまざま。小さな子どものいるファミリーなら、キッチンからダイニングやリビングの隅々まで目が行き届く対面式のキッチンが便利。また、アイランド型なら家族とのコミュニケーションもさらに深められるはず。家事動線を考えれば、キッチンから直接洗面室へ通じる扉があると重宝します。隣接する和室の扉を開放することでLDKと一体化できる間取りなら、必要に応じて部屋数を増減させられるメリットがあります。
一方、各居室が完全に分断された間取りは、プライバシーという点では良いのですが、将来の可変性という意味では大がかりなリフォームが必要になることも。最近の新築物件では少なくなったものの、洗面・浴室やトイレへの出入口がリビングに面した間取りは、来客時などに不自由を感じるかもしれません。寝室とトイレなどの水回りが隣り合っていると、夜中に音が気になることもあるので要注意。さらに、通風性は居室や窓のレイアウトで左右されますし、構造的に動かせない柱や壁があるとリフォームで間取り変更したいときに制約を受けてしまう可能性もありますので、購入前に確認しておきましょう。
このほか、収納も単にあれば良いものではなく、適材適所の配置とサイズが使い勝手を高めるキーポイント。開き戸は開く方向によっては使いづらく、場合によっては開閉が省スペースの引き戸のほうが好都合かもしれません。いずれも漠然と「~LDK」で間取りを考えていると、見落としがちなことばかり。そこで暮らす家族の姿をイメージし、楽しみながら選ぶのがいいでしょう。
上記の記事は、2011年7月25日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社ホームアドバイザー(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。